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ClariS 新アルバム "Fairy Party" 全曲レビュー

こんにちは、Mistirです。

最近ClariSにハマっている。
Apple Musicで全アルバムが配信されてるから一気に聴いてみたんだけど……
いや、こんなに度量が広くて深いアーティストだったとは。
正直恐れ入った。

アニソン歌手ってそれぞれ「色」を持ってる。
例えばAngelaなんかをどんなアーティストかって説明すると「圧倒的歌唱力と声量で世界観をとことん表現するアーティスト」だろうし、fripSideなんかは「清涼感ある歌声を正当進化した小室系サウンドに乗せて届けるアーティスト」ってことになるだろう。

ちなみにこの2アーティストがコラボしたときには情報量が渋滞してた。


angela×fripSide「僕は僕であって」Music Clip(short ver.)


【fripSide×angela】 「The end of escape」MV(試聴用ショート版)


だが、その点で語ろうとすると……

ClariSは、見えてこないのだ。
色がない。特定の色を持っていない。
全体として「懐かしい感じの曲を歌わせたら一級品」っていう特徴を持っているのは間違いないんだけど、王道アニソンから古臭いバラード、電波チックな曲まで、本当に幅広い。
もちろん、それが「無個性」を意味しているのかと言えば……違う。
決して違う。

ボーカル二人の声は癖があるわけではなく、にも関わらずどんな曲もフラットに歌い上げてくれる。
だから曲の良さが映える……

そういった曖昧模糊とした考えを抱いていたが、少し認識を改める必要が出てきたのは……
つい先日配信されたこのアルバム、

Fairy Party(完全生産限定盤)(グッズ付)

Fairy Party(完全生産限定盤)(グッズ付)

 

 "Fairy Party" を聴いてからだった

ということで全曲レビューします。

 

1.Overture

オープニングのインスト曲。
ハリーポッターのメインテーマにそこはかとなく似てるミステリアスな曲。

先行配信してた表題曲の"Fairy Party"(アルバムではエンディング曲) がミステリアスな雰囲気だったってこともあって、「今回はミステリアス路線なのか?」と思わせてくる。
……が、次の曲であっさりと打ち砕かれる。

……この時点では、このオープニング曲があくまでも「伏線」であることに気付く余地はない。
だがClariSのアルバムはいつも、ちょっと過剰なまでに曲順に演出を含ませてくるのだ。慎重に聴いていこう。

2.1/f

1曲目の予想を打ち砕く、ミステリアスの欠片もない優しい一曲。
ClariSに限らずアルバムを聴くときはいつも「このアルバムのリードナンバーはなんだろう?」と考えながら聴くんだけど、続く三曲が全てシングル収録曲であることから考えても、このアルバムオリジナル曲がリードナンバーといってもいいと思う。

……普通にとにかくストレートでいい曲だし、正直めっちゃ語りにくい……。

全曲レビュー、2曲目で折れそうである。

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鬼滅の刃 1 (ジャンプコミックス)

鬼滅の刃 1 (ジャンプコミックス)

 

 まぁ無理して語る必要もないか(手のひら返し)。
というのも、後に出てくる "CheerS" もそうだけど、特に最近のClariSはたまに「ド直球の前向きな曲」を出してくる。
まぁだいぶ前の"Wake Up" の頃からちょくちょく出してた気もするけど、このアルバムに至っては先頭5曲分の2曲がストレート前向きソングである。

これは何の根拠もない話だけど、もしかすると……
それはメンバーの1人であるカレンの存在が大きいのかな、と思ったりする。
それが分かるのがもうちょっと後の曲なんだけど、そのときに改めてこの曲については語ることにしようか。

3.ヒトリゴト

皆さんご存知(??)アニメ『エロマンガ先生』のOP曲。

なんていうか、「ClariSのことはあまり知らないけど『俺妹』のOPのことは知ってる」人がイメージする「ClariSといえばこんな曲」そのままのイメージの曲なんじゃないかな。

そもそも『エロマンガ先生』自体が『俺妹』の作者の後継作品っていうこともあって、その辺りも露骨に意識して作られている一曲だと思う。

誤解を恐れず言うと、ClariSってちょっとチープな音や展開使ってる曲が多い。
でもそれは明らかに意図的で、俺らおっさんファンの心を掴んでるってのはあると思う。
要するに、ちょっと昔のアイドルっぽさが意図的に演出されてる。

この曲はそういった演出がフル活用だ。
全体的にどこか「ちょっと昔のアイドルソング」と「ちょっと昔のアニソン」感を引きずるAメロと、爽やかに駆け抜けるサビ。
……いいね……(語彙力不足)

4.SHIORI

アニメ『終物語』ED。

息の長い人気の『物語』シリーズだけど、もうファーストシーズンの『化物語』から10年弱になる。
……時の流れは残酷すぎる。

『化物語』EDの『君の知らない物語』は未だに語り継がれる名曲で、ClariSも実はカバーしてたりする。
で。
この曲 "SHIORI" は名曲『君の知らない物語』を彷彿とさせる一曲。

特にサビの疾走感と切なさ、キャッチーさは特筆モノだ。
物語シリーズそのもののプロデュースというべきかClariSのプロデュースというべきかわからないけど、世界観の作り込みが凄いなぁとしみじみ思わされてしまう。
さっきの『ヒトリゴト』もそうなんだけど、ClariSはオタクにとっての「懐かしさ」を強制的に呼び起こす魔法でも持ってるのかと言いたくなる。
それくらい自然に曲の節々にノスタルジーを練り込んでくるからたまらない。

5.CheerS

アニメ『はたらく細胞』ED。
怒涛のアニメタイアップ曲三曲目である。

もうどうしようもないくらいの、ド直球ストレート球速200km、って感じの応援ソング。CとSが大文字ってのは突っ込むだけ野暮ってもので、まさに「ClariSとしての応援ソング」ってことなんだろう。

それにしても……
冒頭の

君らしいペースで歩こうよ

の直後やサビの冒頭に壮大なシンバルの音入れちゃうあたりが良くも悪くもとてもClariSらしいw 
ClariS、アニソンタイアップする際は基本的に曲 (音)の情報量がめっちゃ多いんだよな……

で、ここまでがタイアップ曲である。
後半にもう一曲タイアップが混ざるが、ここまでで一曲一曲が情報量の塊みたいなタイアップ曲を全部放出して、ここからは「アルバムとしての曲」というカラーが強くなってくる。

話が逸れるが、これはアニソンに限らずどんなアーティストでもそうなんだけど、タイアップ曲はアルバムの最初の方に入っていることが多い。
それはタイアップ曲が気合い入れた一曲だから、っていうこともあるだろうけど、それ以上に「物語として完結しているから」ということもあるだろう。

アルバムはただの作品の羅列ではない。作品の並び順が、流れが、全て一つの物語の構成要素であり、閉じられた「テクスト」であり……作品だ。
そのことを前提としても、ClariSは他のアニソンアーティストと比べてもアルバムの構築にめちゃくちゃ気を使ってるタイプのアーティストだと思う。
この3曲はあまりにも「一曲で完結してる」曲だから、潔く(アルバム全体のリードナンバーである1/fの直後に) 3曲連続で並べたのではないか、としか思えない。
まぁ「本当の意図」なんて知らないけどね。
筆者の戯れとして読んで頂けると嬉しい。

閑話休題。

ある意味ここからがアルバムの本番。
そう僕は思う。

 

6.陽だまり

新メンバー(と言うにはもう4年経っている) カレンの初ソロ曲。
というか、ClariSの初ソロ曲。

正直に言おう。
はっきり言って「ソロ曲」って聞いた時、「え、それ意味ある……?」と思った。


ツインボーカルこそがClariSの魅力。
正直、ClariSは歌唱力が圧倒的にあるタイプのアーティストってわけでもないし、個性の塊って感じのアーティストって感じでもない。
わざわざソロで歌う意味は……?

ところがどっこい、である。
ソロで再発見してしまった。
ClariSというアーティストの底力を……!

さて。
今までClariSというアーティストを説明する時、「鼻にかかった声で歌うのがクララでちょっと大人っぽい声の方がカレン」と説明する必要があったが、このソロ曲のおかげでもうそんな必要はなくなった。

「『陽だまり』歌ってるめちゃくちゃ優しい声のお姉さんがカレンだよ!!!」である。

この人、こんな優しい声してたんだ……と。
聴き入ってしまった。

今まで聴いてたときには全く気付かなかった。
で、最近のストレートな応援ソング路線もなんとなく理解してしまった。

今まで "ClariS"というまとまりでしか考えていなかったけど、この二人の片方は「圧倒的な優しさ」だったんだな……と妙な納得感を抱いてしまったのだった。

……じゃあもうひとり、クララの方は?
……そろそろ白状しなければならない。このレビューは全曲レビューだ。
だが、実は。
一番語りたいのは、この3曲後にあるクララのソロ曲なのだ。
あまりにも衝撃が大きかった。

はやる気持ちを抑え、次の曲について語ろうか。

7.distance

さて、ここから怒涛のシリアス曲ラッシュだ。
急にアルバムの雰囲気が変わる。

それはそうと、この曲……
これいい……とてもいい……(数度目の語彙力低下)
2000年代初期を彷彿とさせる王道のバラード!!!
ああ、懐かしい、懐かしいぞこれ!!!!

そう、これぞClariSですよ。
タイアップしない曲は「タイアップしにくい曲」という立ち位置でガチッと固めてくる。
確かにあまりにも王道のバラード過ぎて……そして今のアニメに合わせるにはちょっと古典的すぎて、どうしても合わないと思う。
だがそれが曲として「手抜き」を意味しているかと言えば明確に違う。
そう、これだよこれ!!!!

そうだよ、こういう曲はカセットテープから流れているべきだ。
音質はあえて下げて聴いてもいいな……
……ここまでくるとちょっと変態か……

ああもう、サビもたまらないし、そこから「懐かしさ指数」みたいなのがさらに一段階アップするCメロが本当にクッソたまらない。
この曲は一押しだ。

8.パラレルワープ

不思議系かつシリアス爆発の一曲。
これもどことなく懐かしい。
さっきの"distance"とは少し違った懐かしさを覚える曲だ。

さっきのdistanceと続けて二曲、シリアスな雰囲気の曲が続く。
アルバム全体から見るとこの二曲は地味な印象が否めないが、完成度は言うまでもない。
そしてClariSはこういった「地味な曲」が一番中毒性がある。僕の持論だ。

しかし、通して聴くとまるでタイムトラベルしているかのように時空間を揺さぶってくるようなアルバム構成だ。
……それが意図的だと知るためには、実のところ12曲目まで聴き込む必要がある。

とりあえず次の曲に行こう。

9.Last Squall

先程少し触れた、クララのソロ曲。
そう、この曲こそ……
僕がこのアルバムで最も衝撃を受けた曲で、最も語りたかった曲だ。

びっくりした。
本当にびっくりした。

最初のシングル、"irony" を知っていると分かると思うのだけれど、あくまでも「素顔非公開、中学生の歌手」っていう側面ばかりが持ち上げられていて、歌唱力についてはあまり深く語られるような歌手ではなかったように記憶している。
もちろん「歌唱力が高い」というのは言われていたと思うけれど、それはあくまでも「中学生としては」という前置き付きだ。

例えば僕は鈴木このみというアーティストも好きなのだけれど、この人は本当に良くも悪くも「歌唱力」メインに注目されて来た人だ。


鈴木このみ「This game」PV(TVサイズ)


「歌唱力」。
それは漫画で言うところの「画力」であり、格闘家で言うところの「筋力」なのかもしれない。
高いほうが良いに決まっている。だが、それが全てではない。

ClariSの魅力について語るとき、一言目に「歌唱力」を持ってくる人はそういないだろう。
例えば初期の "irony"を今聞いてみると、歌い方は正直ちょっと野暮ったい。
もちろん、それは魅力がないことを決して意味しない。

……だが、ちょっとまってほしい。
……長々と語ったが、これは言い換えると。
「ClariSは歌唱力がメインの歌手じゃない」と言っているのと同じじゃないか?

認めたくないが、そうだ。
ClariSは最初から決して「下手なアーティスト」ではない。
だが同時に「歌唱力をウリにしたアーティスト」というわけでもない。
それは「大前提」のような認識でいた。

そんな僕に、突き付けられた。
「ClariSは圧倒的な歌唱力を持ったアーティストなんだ」、という事実を。

なんだよ……この表現力と色気。
……冷静に考えたら、もう10年近く歌手活動してるんだ、それくらいの歌唱力あって当たり前じゃないか。
でもここまでド直球に突き付けられるとびっくりする。

特に声と表現が発する色気がヤバイ。
本当にヤバイ。

「声がエロい」とか、そんな下卑た話じゃない。
それはこの曲を聴いた方であれば絶対に伝わると思う。
「色気」としか言いようのない何かが半端ないのだ。
そしてひたすらに……危うさを感じる。
否、危うさとは色気であり、色気とは危うさなのだ。

「色気」については無限に語りたい。が、余白が足りないので是非筒井康隆大先生の『創作の極意と掟』をお読み頂きたい。

創作の極意と掟 (講談社文庫)

創作の極意と掟 (講談社文庫)

 

たまに僕は色気について熱く語ることがあるのだが、大抵の場合危険人物扱いされる。
孤独である。

閑話休題。

……そう。
良くも悪くもクララという人とカレンという人は対極なんだ。
片方は圧倒的な優しさ、片方は圧倒的な色気と危うさ。

その二人が歌うから、ちょうど折衷したバランスの良い曲として僕らに届く。

でもこの曲に関してはそんな「バランスの良さ」はぶっ壊れてる。
そこにカレンがいないから。

なんとなくだが「開けてはいけない箱を開いた」ような気持ちになってしまった。

要約すると……
「すげーな」である(簡潔)

10.TRAVEL

「ClariSってたまにコッテコテの小室サウンド感ある懐かしい曲入れるよね枠」の一曲。
さっきの曲と比べて安心感が凄い。
ああそうそうこれこれ、これぞClariS。
なんやかんやこういう路線が安心するね!

サビ直後の交互に歌うパートはコッテコテ過ぎてもはやちょっと笑っちゃう。
前アルバムの"recall"はこれに増してコッテコテな一曲だったから是非聴いてみてね。
それにしても「小室サウンドリスペクト感ある曲」を聴くと、コナンのOPをどうしても思い出すのは愛内里菜の曲がこういったイメージばかりだったからだろうか……
『恋はスリル、ショック、サスペンス』とか、コナンのパラパラのイメージが強すぎるけど、あの時点で小室サウンドブームは終焉を迎えつつあったはずだから、当時でさえノスタルジック感ある曲だったんだよね……

それにしてもこういった「小室チックなサウンドの曲」をそのまま現代に持ってきて的確に歌い上げてしまうClariSには脱帽だ。
……ちょっとコッテコテすぎる気はするけどw

11.PRIMALove

ClariSはアルバム後半、忘れた頃に「タイアップっぽくないタイアップ曲」をアルバムにぶっ込んでくる。

前アルバムだとこの位置にタイアップ曲の"Gravity"が入っていた。
ClariSは"コネクト"が一番わかり易いんだけど、「熱苦しい、『いかにも』なアニソンをフラットに歌い上げる」のが得意なアーティストだ。
だが "Gravity" はちょっと特異で、アニソンっぽいのは間違いないんだけれど、その一方で終始クール。
全体的に派手さはないけれど、軽やかに最後まで駆け抜ける一曲だ。
結果的に妙に爽やかで、僕の大好きな一曲でもある。

で、この "PRIMALove" だが……
"Gravity" と同じく、アニメタイアップと思えないくらい良い意味で地味だ。
でも同時に「そうそう、ClariSってこういう普通に爽やかな曲がいいんだよ、聞き飽きない」と確信させてくれる一曲でもある。

……どう考えても "Last Squall" のショックを引きずっている。
いやー、ClariSってさ……
少なくとも僕にとってはなんだけど、アニソン歌手として「ちょっと近くにいてくれてる」感あるんですよ。
どんな曲聴いてても近寄りがたさがないというか、等身大と言うか。

僕はGARNiDELiAっていうアーティストも大好きなんだけど、このアーティストは対極で、「近寄りがたさ」みたいなものがすげーある。
多分、PV観て頂ければ一瞬で伝わると思う。


GARNiDELiA 『SPEED STAR』-YouTube EDIT ver.-

で、"Last Squall" にはそういった「近寄りがたさ」をすっげー感じるんですよ。
等身大でとっつきやすい、それでいてちょっとミステリアスなClariSっていうアーティストの枠を一瞬で……それこそ圧倒的な色気と危うさで暴力的に超えてきた感じ。

その一方で、"Last Squall" 以降の2曲、"TRAVEL" と "PRIMALove" は本当に「いつものClariS」で、……見放されて泣いてたら急に慰められたような気分になる、というのは言いすぎだろうか。
でもマジでそれくらいの安心感。

徹底的に計算を詰めて曲を配置している。
ゾクゾクするくらいだ。
……だが、まだまだこのアルバムは終わらない。

12.Time Tunnel

インスト曲。
……全14曲で12曲目に箸休めのインスト曲置くアルバムなんて始めて聞いたぞ!?

それもそのはず、この曲は明らかに「箸休め」じゃない。
"PRIMALove" で安心させられた心を急に背負投げしてくるようなタイミングだ。

そうだ、このアルバムはそもそも……
一曲目から「不穏」だったのだ!忘れてた!!!

そしてそのまま、「裏のリードナンバー」である"シニカルサスペンス"に突入だ!

13.シニカルサスペンス

「安心してるところ悪いな!」と背負投げされた直後に、満を持してやってくる一曲。
確かに曲としては超シリアスなんだけど……

いや、これは逆に安心するわ……
だってこの曲……
ド直球に歌謡曲なんやもん……
嘘やろ!?ってなるレベルの曲。

"Time Tunnel" からどんな不穏な曲が来るのかと思ったら、本当に「コッテコテ」という表現では足りないくらい「コッテコテ」の歌謡曲だった。
この曲はやべえよ……ClariSにはレトロチックな曲が多いってのは何度も指摘してるけど、この曲はそういう次元超えて完全に昭和歌謡じゃん……

歌詞、読んでほしい。

utaten.com

天才でしょこれ。
これが平成最後にアニソン歌手が歌う曲ですよ。

「昭和『風』の曲」とかじゃなくて、これもう一度言いますけど……
もはや昭和歌謡ですよw

サビ前の交互に歌い上げるところなんか、「平成も終わりかけてるときに、アニソン歌手がツインボーカルでそんな演出するか!?」とびっくりしてしまう。

ClariSはタイアップしない曲は「タイアップしにくい曲」という立ち位置でガチッと固めてくる、とさっき指摘したけど、この曲はいくらなんでもやり過ぎだ!!!(大絶賛)

途中の「待って」「置いてかないで」とか絶対に笑わせようとしてるでしょ……
でも嫌味が一切ないんだよな……

いやー、この曲は凄い。
もう「これでもか」ってほど歌謡曲の文脈がわかった人が、その文脈を余すところなくブチ込んだ一曲だと思う。

で、結果として……
中毒性がヤバイ。
このアルバムで一番中毒性の高い曲だと思う。

というかこういう曲歌っているときのカレンの声の優しさは、いとも容易く(もちろん良い意味での) 幸薄感に変貌する……
改めて、クララの声の色気と凄いバランスだなぁと思う。
こんなこともソロ曲聴かないと気付けなかったから、ソロ曲の存在は凄く大きい。

そして満を持して(こいつ常に満を持してんな)、エンディング曲だ。

ラストナンバー.Fairy Party

Mistir大辞典に
「アルバム表題曲がラストの一曲に来る場合、そのアルバムは確実に名盤だし、その曲も確実に名曲」
って書いてあるんだけど、その記載は今回も正しかったらしい。

"シニカルサスペンス" のミステリアスに見せかけて実はそうじゃない感じではなく、アルバムの締めに相応しい、まさに「ミステリアスな」一曲だ。

この曲のみ先行配信されていて、ヘビーローテションしながらアルバムのリリースを楽しみにしていた。
アルバム全体のエンディングでありながら、曲のテーマ通りまさに「深夜のパーティ」に誘ってくれるような、不思議な一曲だ。

暗く、明るく、シリアスでありながら可愛く。
超贅沢な一曲で……そして思い出す。

ああ、それは。
このアルバムそのものだった、と。
そう、このアルバムは"Fairy Party" 、この曲も"Fairy Party"。

この曲をアルバム化したものがこのアルバムだし、このアルバムを一曲にまとめるとこの曲になる。
……あー、満足感が凄い。
もう一度最初から聴こう……

まとめ

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Fairy Party(通常盤)

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お読みいただき、ありがとうございました。
ではまた次の記事でお会いしましょう。