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"僕の足に絡んだ蔦は あの日蒔いた種だった" 吉井和哉『Island』より

なんで頑張ってるかわからないし、そもそも頑張っていない

やあ、司法試験への道に挑みながらITエンジニアとして活動する筆者だよ。

……。
……俺は何がしたいんだ、本当に。今回は(今回も?)ただの日記である。

疲れている

昔から非常に疲れやすい。
元日本一有名なニートであるPha氏が書いた本だけど、全文引用したいほど感銘を受けている。

全文引用はできない*1から、せめて試し読み部分だけでも読んでほしい。

booklive.jp

僕は筆者ととても近い価値観を持っている。
……はずなのだが、逆方向に走っている。

それは何故か?多分、僕に勇気が無いのだ。
「この一度きりの人生を、適当に流して、それでも納得できるし、後悔しない」と断言するだけの勇気が。

そもそもあまり勉強してねえ

だったらその分挑んでやる、といろいろな経緯から挑み始めた司法試験への道*2だが、どうもまだ煮え切らない態度でいる。
まず、ぶっちゃけここ数ヶ月は1ヶ月あたり40時間前後しか勉強してない。
これは司法試験を目指すにはひっくり返るほど短い勉強時間であることは言うまでもない。

理由は一つ。
疲れてしゃあないのである。
だがしかし。実のところ、今の仕事は全然忙しくない。
にも関わらず慢性的にずっと疲れている。
定期的に運動しているし、食事にもそれなりに気を配っている。
……割に頻繁に飲むのでそれが原因の可能性ももちろんあるのだが……

だが、この疲れやすさは生来のものだと思っている。

大学3-4年の頃、僕は……
一番酷いときには夕方4時に起床していた。
完全に日常が崩壊していた。
バイトとゲーセンで一日が終わっていた。
よく就職できたなと心から思う。
そもそも色々な経緯から人間不信になりゲームやったり絵を描いたりネットにハマりこんだり、そういったクソみたいな大学生活を送っていた。
今、僕は全ての大学生に言いたい。
マジでサークルに入れ。
人間関係が過度に陰湿じゃないとこならどこでもいい。
僕は大学生活をやり直せるなら借金してでも登山部とかそういうとこに入る。
社会人になってから本格的な登山とかやろうとしてもなかなかハードルが高いんだ。
「誰かから教えてもらえて」「一生の人間関係も構築できて」「目標さえ決めて取り組めてたら就職にも役立てられて」「もしかしたら恋人すらできるかもしれない」なんて、一石二鳥どころか五鳥くらいある。

……まぁ、あの混沌としていた大学生活を、今、後悔しているわけではないのだけれど。

閑話休題

リモートワークが始まりたての頃もそうだ。
10時始業だとすると9時45分に起きていた。
このままではヤバい、と焦りは抱えていたが、状況は変わらなかった。
ギリギリまで身体が動かないこともしょっちゅうだ。
社会人になって以来、休日も下手すると昼まで寝ていた。*3

僕の本職であるITエンジニアという仕事は、こんなヤツでもスキルさえあればなんとかやっていける仕事ではある。
あと自分で言うのもなんだが、僕には一種偏執的なまでの言語化能力がある。
これはいわば「数学ができる文系」みたいなもんである。
あまり数が多くない分、ちょっとでも得意なら結構な武器になる。
ということでこんなヤツでもなんとか泳いでいけるし、なんならそれなりに稼ぐこともできるのである。

そんな僕が弁護士になり、人と人との生の争いに当事者として入り、弁護過誤のリスクを負う……?
自由と平穏(と怠惰)を誰よりも愛する男が……?

そんなもんできる気がしない。
というか司法試験合格する前から弁護士になった後のことなんか考えるな、と思う人もいるかもしれない。
僕もそう思う。
でも……この試験、実務のこと考えずに挑めるような性質のものではないのだ……。
まあ多分、だからこそ合格したあと弁護士にならずそのまま予備校講師になる人も多々いるんだろうなぁ。

「いっちょ弁護士にでもなったるか」と法学部に入って、それでモチベーションを保ちきれず諦めていく、あるいは自分に向いてないと思って挑戦をやめる学生は腐るほどいるんだろう。

悔しくて仕方がねえ

それでも曲がりなりにも500時間ほど勉強して、六法の世界を一巡するくらいはやった。論文過去問を読んで何に問題意識を持てば良いのかくらいはざっくりと分かるようになった。
そして今合格者に自由に質問できるオンライン予備校でアホほど大量に質問しながら勉強を進めている。

そして思う。
何もかもが悔しい、と。

まず、僕は先程自分が「偏執的なまでの言語化能力」を持つと言った。
司法試験(予備試験)の合格者たちにとって、それは「前提」である。
彼らはそのずっと先にいる。
それが悔しい。
素人目にも鮮やかだと理解できる解説を示されてしまう。

その鮮やかさを理解しながら、美しさを理解しながら、それをまっすぐに目指せていない自分が悔しい。
悔しいと思いながら、動けない自分が悔しい。
頭が回らない時本当に回らないのである。
酒飲んで寝るだけの日も多々ある。

第一、誰にも迷惑かけてないんだ。
自分で稼いで自分で食って自分で飲んでる。
それで何が悪い?
何を悔しがる必要がある?
生きてるだけで上出来だろ。
……そんな自分をシンプルに認められるなら、ここまで苦しんではいない。

……それでも。
思い返すと、勉強を初めてしっかり早起きするようにはなったし……朝飯食ったり日経新聞読んだ後現実逃避してると30分くらいしか勉強できないこともザラだけど……
怠惰でいても良かった頃の「焦り」とは、今の「焦り」の性質は別のものになった。
多分これは悪いことではないのだと思う。

でも。何もかもが足りないし、やはり「何をやってるんだ俺は」という感覚は抜けないと思う。
お前にはエンジニアが向いてるよ。……と、誰かが言っている。
そうかもしれない。
でもそれだけじゃ悔しいなら、死ぬほど勉強でもすればいいじゃねえか。

……けどダメなんだよなぁ……あーマジで頭回らねえ……
でも、どこかできっちり開き直れないと……

と言いながらもう1年くらい経ってしまった。
いつまで俺は同じことをやっているのだろう。もう飽きたぞ。

……でもよほど狂人でもないと、「明日から仕事以外の全ての時間を勉強に費やすぞ」とはならんと思う。
ただ淡々とやるべきことをやることの、なんと難しいことか。
でももうアタシは日常だけで精一杯なんですよ。ホント。

ネットには「怠惰じゃない」人たちが山程いる。
成功したYouTuberもそうだし、SNSの有名人たちもそう。
でも人間の本質ってそうそう変わらんし、僕の疲れやすさと怠惰も基本的に変わらない。
そんなみんながみんな凄い存在にはなれませんて。

それでもなお自分の怠惰に抗うなら、しっかり抗い切りなさいな。

……それができないから、こんな文章を書いている。
こんなことばかりずっとずっと考えている。
明文化したらスッキリするかと思ったが、全然スッキリしねえ。畜生。
そりゃそうだ、もうこんなことは100回も1000回も考えた。
明文化不足が疲れの原因じゃないんだ。

……寝るか。寝よう。そうしよう。
いつか「俺はバカなこと考えてたな」って笑える日が来ることを願いながら。

*1:それはただの転載である

*2:司法試験を受験するためには、司法試験予備試験という合格率3-4%の狭き門を通るか法科大学院に入る必要がある。筆者はどちらも検討している

*3:一応、バイクを得てからは少し変わった。ツーリングのためなら5時に起きることもなんとかできるようになった。