MistiRoom

"僕の足に絡んだ蔦は あの日蒔いた種だった" 吉井和哉『Island』より

ブログが書けなくなりました

最近ずっとブログを更新していないけれど、それは100%自分の内面的な問題に起因する。


自分の中でブログを書く目的がどんどんブレてきている、というのが大きい。

MistiRoomっていうブログを長いことやってきて、実は記事の本数は200強ってところなんだけど、「バズった」と言っていいような記事が10-20本程度あるから、これは打率としては相当高い方だと思う。
言い換えれば「バズる」ことだけを追求するなら、僕はそれなりの精度でバズる記事が書けてしまう。

けれどなんだかそれがバカバカしくなってきたのだ。

バズるために記事を書くことほどバカバカしいことはない。
一方で「俺のブログは別に読まれなくてもいい」と思いながらブログを書くことも同時にバカバカしい。

世間様に公開する文章を書くからには、特別な理由でもない限り、そこには「読まれたい」という願望がどこかに流れているはずなのだ。

それが「世界でただ一人のあなたに」読まれたいのであれば「世界でただ一人のあなたに」向けて書けばいいだけで、不特定多数に向けて書くのであれば、不特定多数から読まれたくて当然だ。
少なくとも僕はそう思う。

それでも、「読まれること」を狙って書くブログは、しんどい。

だからそれに逆らうかのように「好きなことだけを書く」と意識して書くこともある。

そうして分かったこと。

当然だが、誰もMistirという人間の好きなことに特に興味はないのだ。

それはまぁ当然のことなのでどうでもいい。
が、それを自覚した上で「好きなことだけを書くぞ!」と気合いを入れても、どこか虚しくて、すり抜けていく。

しんどい。
妙なしんどさ。

まぁそれは僕のブログに対する向き合い方だけの問題ではなく、最近の僕の私生活に起因する問題でもある。

千葉県に甚大な被害をもたらした台風は、東京には千葉県ほどに大きな被害をもたらさなかったが、目黒区にある僕の自宅の駐輪場を地味にそして的確に通過し、僕のバイクをなぎ倒した。

全治一ヶ月。
微妙に曲がってしまったハンドルは……悩んだ挙げ句、走行には支障がなさそうなので修理せず放置することにした。遠くないうちに買い換える予定だからだ。


無くしてからなおさらわかる。
バイクがなくなった僕は抜け殻のようなものだ。

仕事の方はと言えば、フリーランスとしてエンジニアを続けて半年、まぁ上手くやってる方だと思う。
一方でなんとなく自分はあと数年で死ぬのではないか、というよくわからない焦りがあり、このままでいいのかという漠然とした不安を抱えている。

僕の祖父……
爺さんは知らない間に死んでいた。
婆さんは寝たきりで言葉も発せない。僕のことは分かるようで、帰省して見舞いに行けたのは一度だけだけど、明らかに僕のことを理解していた。
それだけは分かった。

僕も、いつ、そっちに行くか分からない。
まだ覚悟は決まってないし、決める必要もないのだろう、とは思う。

これは一種の傲慢かもしれないが、27歳の誕生日を一ヶ月ほど前に迎えて、もうなんだか色々「終わった」感じを抱いている。

正直、エンジニアとしてメシに困ることは当分無いだろう。
プロのフリーランスとして自分の技術力が十分であるとは決して言えないが、稼ぎ分くらいはしっかりと技術で返せているエンジニアであるつもりだ。
言い換えれば、自分のエンジニアとしてのキャリアは今のところ軌道には乗っている。
その軌道が終わることはない。エンジニアである限りずっと勉強だ。

だけどそれはそれとして、どこか自分の中で「見えてしまった」感があって。
……軌道に乗る、ということは、言い換えれば「それ以外の可能性をとりあえず忘れる」ということだ。
「ルーティーンが始まる」ということだ。

そんな中で、ルーティーンをルーティーンにしないためにこそ頑張るわけなんだけど。

一方で、どこかしら自分の「戦い」のようなものが一段落した感じがある。
それは自分がエンジニアとして数年間働いてきて、地獄に近い光景も見てきたことで得たものなのだけれど……

何が言いたいかというと。
少しだけ、疲れてしまった。
仕事に?
あるいは、何かを発信することに。能動的に何かに参画することに。

だから何も考えず、最近はひたすら映画やアニメを観ている。
空想世界をひたすら自分にインストールしている。

現実逃避と言われても構わない。
僕には、Twitterでバズるニュースを追いかけ、SmartNewsで暗いニュースを読み込み、隣国との揉め事だとかそういったこの世のあらゆる不安を自分に抱え込むことが「現実と向き合う」ことだとは思わないと……それだけだ。
そして僕は仕事に向かえば十分以上に「現実」に向き合っている。

技術を介したコミュニケーションほど気持ちの良いものはない。
そこには不快さがない。偽りがない。揺らぎはなくはないが、大きくはない。

要するに、複数ある「現実」から、インストールする「現実」を選んでいるだけだ。

……
で、そんな日々の中、何かを語れるかというと……
今までのノリでブログが書けるかというと……

うーん……

書こうと思えば、無限に暗いブログは書ける。
でもこれ以上やると手首を切っては同情を求めるような、そんな文章ばかり量産してしまう。それもそれで嫌だ。

今後はバイクのことと旅のこと、アニメのこと映画のこと、技術のこと。そういった自分の「専門」についてひたすら語るような、そういった形に切り替えていくかとか色々と考えている。
あと、Mistirという呪いのようなペンネームとも一度別れを告げるか。
それもやるかどうかわからないけど。

まぁ、とにかく……

僕は語りたい。でも語り方が分からなくなった。
分かるまでもうしばらく悩むことにしようと、今はそう思う。

お読みいただきありがとうございました。
ではまた次の記事で。