Minakami Room

旅を続ける。考える。自由である。生きている。

PSVRは映画館の代わりになるか?(ついでにゲームの話)

ども、Mistirです。

先日帰宅中激しい吐き気と頭痛と息切れと手足のしびれに見舞われ救急車呼びました。
座薬とロキソニンと点滴でマシになりました。
原因不明だそうです。
インフルではないとか。
死なないように今後も頑張ります。

さて、その日は遅かったので友人の家に泊めてもらったのですが、その時に金が有り余って仕方がない友人が買ったPSVRを体験させてもらいました。

実は、MistirはこのPSVRが物凄く気になっていた。

曰く、PSVRには「シアターモード」があるらしい。

 

 

www.jp.playstation.com

曰く、PSVRを使えば映画館にいるような体験ができるとか。
特に「226インチ相当のディスプレイ」というのはかなり魅力的だ。
6畳程度の部屋であれば、どういったホームシアターを構築しても、100インチのスクリーンが限界なので、PSVRはまさに「限界突破」していることになる。


話は変わるが、実は、Mistir宅にはちょっとしたホームシアターがある。

ブルジョワだ!殺せ!」と鎌を振り上げる前に少し話を聞いて欲しい。

1080p出力可能、いわゆるフルHD画質出力可能のプロジェクターを購入したのだが……それが、今考えるとかなり安かった。

f:id:Mistclast:20170129112552p:plain

これと、映像を投影するスクリーンが約12000円程度で、合計5万円弱。

「今考えるとかなり安かった」というのは、上の商品……
もうAmazonでは取り扱っていないのである。

在庫処分セールだったのだろうか……。
もうさすがに2年前の話だからなんとも言えないが。

ついでに言えば、この商品……
「怪しい」のである。

1080Pなのか1280*800なのか、なんというか……「それ冷静に考えると違うよね?」というか。
※Mistirはこの辺り全然詳しくない

で、実際にパッケージの日本語がかなり怪しい商品が届いたが、実用性にはほぼ何の問題もなく、かなりの高画質で映画やアニメを楽しめている。

f:id:Mistclast:20170129113152j:plain


ああ^~

ということで、この画質との比較で語ることになる。



本題。
「映画館(ホームシアター)の代わりに、PSVRを買うべきか?」

ということで、今僕が使っているプロジェクターと同クラスのプロジェクターをAmazonで探してみた。

……これ、本当に同クラスなのか?
……まあいいや。


とにかく!
プロジェクターと、スクリーンと、合わせて5万円前後だとしよう。
もしもう少しグレードの高いモデルを買うとしても、10万円以内には収まるはず。

一方。
PS4とPSVRは、「定価の場合」、合わせるとおおよそ8万円。
PSVRは現在、プレミアム価格がついちゃってる。

ということで、
PSVRがプロジェクターよりも優位ならば、プロジェクターを買う予算でPSVRを買ったほうが良い
というテーマが正しいのか否か、語ってみたい。


Q:で、結局映画館の代わりになるの?

A:なりません。


確かに、まさに映画館にいるような感動は味わえる。

ディスプレイの位置は固定されてて、首を動かしてもディスプレイの位置は一定だ。

しかも、イヤホンも素晴らしい効果を発揮してて、常にディスプレイの方向から音が聞こえてくるようになっている。かなりの臨場感だ。


だが。

いかんせん、画質が良くない。

悪いとまでは言わない。

だが、良くないのだ……
具体的に言えば、ややドットが目立つような画質になる。

ちなみに観た映画はこちら。
名作です。 

十分に観られる画質ではある。不快感はない。だから、「PSVRでゲームするついでにたまには映画を観る!!」っていう使い方なら十分以上に元を取れると思う。


だけど、「プロジェクターを買うならばPSVRを買ったほうが良い」とまではいかない。
100インチモードの画質なら、同価格帯のプロジェクターに圧倒的に分があると思われる。


じゃあ!
226インチモードなら、どうなんだ?

これが……とても……
近いのである。

画面があまりにも、近すぎる。
近すぎて、落ち着かない……

まあ。
映画館の最前列でも気にならない、という人なら良いのかもしれないが……。

ということで、「プロジェクターの代用品として買うなら、プロジェクター買ったほうが良い」というのがこの記事の結論です。
もちろん、部屋にスクリーンを設置するスペースが無いっていうことならこの限りじゃないけど。

……さて。
ここまで語ったけど。
実は、本当に語りたかったのはこの先だったりする。

PSVRが見せてくれた「可能性」

このとき、同時にPSVRで噂の「バイオハザード7」も試させてもらった。

バイオハザード7 レジデント イービル  - PS4
 

やっぱり、噂に違わず凄い。
 

リアリティがあるっていうだけではない。
「まさにそこに自分が『在る』感覚」。

これが如実に現れるのが「時計を見る時」だ。

主人公が時計を見る時、「にゅっ」という感じで、まさに「自分が時計を見る位置」に、「腕が」現れるのだ。

Mistir「うわあああああああ肩から腕が生えたあああああああ!!!!!!」

いや、ホントこんな感じでした。
良くも悪くも、凄く気持ちの悪い感覚。
人間の脳が騙されるというのがよく分かる。

そして、僕は5分でギブアップした。
「フッ……これ以上続けると……もう一度救急車を呼ぶことになるぜ……」

酔うことは想像通りだし、体調が悪い時にやっていいことではない。
PSVRを所有している本人も、「結構酔うし疲れる」と言っていたから、僕固有の現象ではないと思う。

で。
画面と比べることができるのだが、VRにすると、視界がややぼやけているのがわかる。

ある意味当然なのだが、画面にそのまま映した方が、映像としては「リアル」だ。

だから、僕は思った。

「すげえ……限界を迎えてると思ってたゲームに、『先』が生まれた……」

そう。
ここは、「始まり」なのだ。

PSVRは、とにかく衝撃的な体験を与えてくれる。
それでもなお、まだまだ先がある。
今後、幾らでも「もっとリアルな」、「もっともっと手軽な」VRが生まれるかもしれない。
そういった「可能性」を見せてくれること……
それだけで、なんだか僕は嬉しくなってしまったのです。

そのときは、「プロジェクターが時代遅れに」なるかもしれない。
「プロジェクターを買うくらいなら、VRガジェットを買ったほうが良いに決まっている」。
そう言える時代が来るかもしれない。

僕は、その日を楽しみにしている。

……と、なんか「PSVRはまだ未熟」みたいな論旨になってしまったが……
念のため。
PSVRでのバイオ7の体験は、未熟どころか、脳が吹っ飛ぶような超体験です。
やってみて損はないです。

ではまた次の記事で。
お読み頂き、ありがとうございました。