Minakami Room

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【ご返信】残酷なラノベ脳

こんにちは、Mistirです。
先日のこの記事ですが、

mistclast.hatenablog.com

様々なご感想を頂けたので、まとめてご返信致します!

 伊豆

「自己陶酔」出来てる間が「圧倒的成長」が出来る』
に、ハタチ過ぎたころ「あの頃(高校生)の頃の情熱は何処行った!?」と、
のたまわった自分はすごく共感しました。

(自己陶酔もトップレベルになると周りの人(自己では陶酔出来ない人)を巻き込んで幻想を現実にしちゃいますもんね。)



大丈夫です。
これから「ラノベ脳内」で癒しを求めなきゃいけないほど
些末な現実が襲い掛かり続けます。
日々現実、しかし人間には休憩も必要だから「ラノベ脳」というスキルを持つのは悪い事じゃないんではないでしょうか?



ところで、記事の内容から脱線してしまいますが、
深夜のラノベ アニメ枠をどう思いますか?
70年代の大人は少なくとも「アニメは子供の為のもの」で制作したたはずなのに
「なんでこーなった?!」感があります。

まぁ70年代の子供が制作する側になり大人力を行使して「俺がみたいもの!俺が欲しいものを作る(売る!))」かも、かとも思いましたが、
それも過去になりつつ、子供も大人も何もない「安全パイな消耗」コンテンツなのか…

そんな制作側の意図なんか考えずに物語自体を楽しんでいます、
なら無粋な質問をしてスミマセン。(≧◇≦)

 

ご感想ありがとうございます!

(自己陶酔もトップレベルになると周りの人(自己では陶酔出来ない人)を巻き込んで幻想を現実にしちゃいますもんね。) 

ほんまそれな!!!

大丈夫です。
これから「ラノベ脳内」で癒しを求めなきゃいけないほど
些末な現実が襲い掛かり続けます。
日々現実、しかし人間には休憩も必要だから「ラノベ脳」というスキルを持つのは悪い事じゃないんではないでしょうか?

実はあのあとじっくり考えて、「今の僕に無くてあの頃の僕にあったもの」って何か考えると「圧倒的読書量」なんじゃないかって思ったんですよね。
今も読んでるんですが、高校の頃の異常なほどの読書量はもうなくなっちゃってって。

だから、本好きのキャラクターが登場するラノベでも読みながら加速度的に読書量増やすことを計画中です。

……思いついたラノベが一冊ありますが。本好きの主人公の。

 

犬とハサミは使いよう (ファミ通文庫)

犬とハサミは使いよう (ファミ通文庫)

 

……本好きの主人公だけど……ちゃうねん。なんかちゃうねん。

ところで、記事の内容から脱線してしまいますが、
深夜のラノベ アニメ枠をどう思いますか?
70年代の大人は少なくとも「アニメは子供の為のもの」で制作したたはずなのに
「なんでこーなった?!」感があります。

まぁ70年代の子供が制作する側になり大人力を行使して「俺がみたいもの!俺が欲しいものを作る(売る!))」かも、かとも思いましたが、
それも過去になりつつ、子供も大人も何もない「安全パイな消耗」コンテンツなのか…

そんな制作側の意図なんか考えずに物語自体を楽しんでいます、
なら無粋な質問をしてスミマセン。(≧◇≦)

 

難しいですね……
単純に、ネットが盛り上がってきた頃合いや、おそらく「深夜アニメ」が明確に認知されるようになってきた『涼宮ハルヒの憂鬱』の流行と、それを好きだった世代、作ってた世代が徐々に動いてるっていう話だと思うんですが……
難しい。

僕は一人のアニメファンとして楽しむだけですね。
産業構造の問題はとりあえず別の話として、これはこれで良いのではと思ってます。
B級アニメはもっと増えて欲しいし、『輪るピングドラム』みたいな思想的なアニメも観てみたい。
今のとろこはそれだけですかねぇ……
ゲームの構造が似てるんですよね。「もはや子供のものではない」って感じ。
そう考えると、SFC〜PS2辺りの頃って「オトナも楽しめる子供向け娯楽」って感じだったわけで、それは今のアニメとかなり似ているわけです。
最近そういった「オトナも楽しめる子供向け娯楽」がなかなか登場してなくて、「オトナの娯楽をただ子供も享受してる」みたいなものが増えてきてるように思います。
アニメもその文脈でもしかすると語れるのかも。



 にんげん

記事楽しく読ませていただきました。
だいぶ共感できるところがあって、面白い半分、ちょっと赤面してしまいました。
自分も中学の時に自己陶酔というか、そういう状態になって、勉強も得意だったのでグイグイ成績も伸びました。幼稚園児だかの時に持っていた、自分が物語の主人公であるかのような感覚。なんというか、、良い期間だったと思います笑
で、高校生の時ですよ。高校は地元で1番の進学校に行きました。そこで、よくある通り、挫折しました。すげぇ奴は自分をやすやすと飛び越えていく。こういう奴が主人公なんだろなーとぼんやり悟りました。そこから必死こいて勉強してそこそこの大学に入ったので笑って話せるのですけど。
自分は、アニメもラノベも普通の小説も好きです。中学の時も、現在でも好きです。ただ、読み方が違ってきていて、今は主人公に共感できないんですよね。昔は、いわゆる俺TSUEEEのラノベの主人公カッケーと素直に思っていました。今は、ただの傍観者、モブです笑
幸い、家族の教育が良かったのか、自分の毛ほどの人生を肯定する気持ちがないわけではありません。ただ、自分の中に潜む、怖いもの知らずの少年のような気持ちがやっぱり残ってて、それがキリキリと偶に響くように思います。
書いてて汗ダラダラの顔真っ赤です。あー。

ご感想ありがとうございます!
そうですねぇ、僕はやっぱり高校にいる間は自分に酔えてたんですが、なんか大学入ると「しらけちゃった」んですよね。僕の場合。
俺よりすごいやつはたくさんいる。でも、それがどうした?みたいな。
別にそこで競争したいわけじゃないし。
……もしも。そこで競争したいと思わせるような物語を知ってしまってたら?……また別のことになってたかもしれません。
今後の路線、まあ色々あるんですが僕はまだ諦めきってはいませんw

 asahi

架空の物語や主人公から勇気をもらえることってありますよね。私もマンガに影響を受けた黒歴史があって、今でも思い出して赤面することあります!!

物語の主人公って、壁にぶつかると必ず助けてくれる人が出てきて、壁を乗り越えるような事件が起こって、それを克服して感動が起こって、次のページではもうその技術を使いこなしてる。すごく分かりやすい。あこがれる。
でも、現実世界で壁を乗り越えるのはもっと至難。助けてくれる人は待っていても来ないし、乗り越えたか自分でも分からないことがあるし、でも進むしかない。分かりやすい構図が人生に当てはまることが少ないと分かった頃から、なんだか素直にアニメやマンガを見れなくなったような気がします。

なんかもっと、些細な壁を乗り越えられなくてモタモタしてるような物語があったら、今共感できるのかしらと思うけれど…そんな話面白くなさそう。むしろ、あまりに現実を突きつけられて見たくないかも知れません。心のどこかではまだ、学生時代にあこがれたTUEE自分をまだちょっとあきらめきれないんですよねぇ。。。

とんかつDJ、読んでみます。

ご感想ありがとうございます! 

分かりやすい構図が人生に当てはまることが少ないと分かった頃から、なんだか素直にアニメやマンガを見れなくなったような気がします。

そうですね。もしかすると、「あの頃」、僕の人生は単純だったのかもしれない。
だとすると……僕のこれからの「闘争」は人生のシンプルさを取り戻すための闘争って言えるのかもしれません。他人との闘争というよりも。
昔は「勉強」っていう唯一の尺度があって、しかもその「勉強」はある程度運も絡むものの、ほとんどその要素が無い、平等な戦いなんですよね。
そのシンプルな領域の中でしか満足できなかったっていう問題も、僕は同時に抱えてるのかもしれない。
僕はこれからを一切諦めてないです。残酷かつ、面倒くさいこと極まりないですけどね。

  id:lranran123

大変興味深いエントリでした。客観的な分析が半端ないですね。
自分は三十代半ばを過ぎてからラノベにハマった手合です。理不尽なこともストレスも多い一方で時間もお金もすくない現世から、現実逃避のためにラノベの主人公に自らを重ねあわせることができるのがラノベ脳だとしたらそれは現代を生き残るのに必要な特質だと思っています。

 とはいえ「俺TSUEEE、ハーレム系、転生努力系」は今ひとつ共感できず、これって現実ってこんなもんだろ、という壁をある程度知っているからなんでしょうね。

ご感想ありがとうございます!
そうですよね、現実を知ってしまったわけです。それにラノベ主人公の年齢とも離れちゃいましたし。
現実はドラマティックにもできる……でも、日常の乾きがどんどん現実のドラマを覆い隠していく。そのうちに現実をドラマにする意欲も失せる。ツライ話です。
「生き延びるために」「自己陶酔する」。これは僕は本当に必要だと思っています。そのための「源泉」を自分にどんどん補給していかねばならない。大変ですね、ホント。

みなさん、ご感想ありがとうございました!

引き続き、ご感想お待ちしておりますのでお気軽にどうぞ。
ではまた。