僕は吉井和哉という男に、心を囚われている。
吉井和哉にもTHE YELLOW MONKEY(以下イエモン)にも興味が無い方も、とりあえず曲を聴いて欲しい。
※YouTubeのリンクは全て公式のものなので、安心してお聴きください。
THE YELLOW MONKEY – バラ色の日々
説明は不要かもしれないけど、イエモンは1988年〜2004年に活動、その後ボーカルの吉井和哉が12年ほどソロ活動の後、2016年末に再結成されたバンドだ。
THE YELLOW MONKEY - Wikipedia
THE YELLOW MONKEYのファンには怒られそうだけど、僕はイエモンのファンというよりは「吉井和哉」のファンです。
ソロ時代から吉井和哉を知って、その時はイエモンを実はほぼ知らなかった。
吉井和哉は僕の母がファンで、中学の頃までは特に聴いていなかったのだけれど……
高校の頃聴いたこの曲の重厚なサウンドに衝撃を受けて、それ以降ファンになってしまった。
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2010年の曲で、イエモンの歴史からすると比較的最近の曲。
もちろん最近はイエモン時代の曲も聴いているが、高校、大学の頃の僕は「ソロ吉井和哉」の曲ばかり聞いていた。
つまるところ、僕は「にわかファン」なのかもしれない。
吉井和哉のことを解ってる、なんてそんな不遜なことは言えないけど、それでも……
僕は、ずっとこの人の曲について考えてきた。
ずっとこの人の書く歌詞について考えてきた。
ずっとこの人の曲を聴いてきた。
結論を言ってしまえば、吉井和哉の魅力は、あまりにも曲が「人間らしい」ことだと思う。吉井和哉という「人そのもの」がダイレクトに伝わってくるような、そんな曲ばかり作っている。
破裂しそうな情熱と、皮肉で冷静な知性、どうしようもない孤独。
吉井和哉の作る曲からは、痛いほどそれが伝わってくるのだ。
吉井和哉のソロ時代について語る人は、イエモンを語る人と比べるとそう多くない。
ソロだけ切り取って語っても意味は無いのかもしれない。
だが。
"THE YELLOW MONKEY IS HERE." と宣言された、この新曲。
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この曲、何度聞いても泣いちゃう。
よく書いてくれたな吉井サン……
なんだか、この曲は「イエモンの復活」を堂々と宣言したのと同時に、「ソロの吉井和哉」の集大成に聴こえる。
それくらい圧倒的な完成度の曲なんです。
というか「吉井和哉がずっとソロで探してきたものの答え」はこの曲だったんじゃないか、とそう思うんです。
それが完璧な形で「イエモン」に融合した。
そう思う根拠を、少しだけでもお伝えしたい。
ものすっごく長くなりますが、僕に付き合ってください。
ソロ吉井和哉のアルバムが出た順に語ります。
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