MistiRoom

人生を旅すること。悩みながら前に進むこと。

好きな映画を30本語ることになった件 後編

こんにちは、Mistirです。

この記事は以前の記事

mistclast.hatenablog.com

の続きです。

ってことで、11本目から語るよ!

……と、その前に。

時間空けすぎて語る情熱が完全に失せた。

……というか、そんな人に勧めたい映画が思いつかない。

人に勧めていいのか?っていう映画なら大量にある。

超有名ながら案外しっかり観た人は少ない説のある、実は「エンタメとして」突出してて3時間あるのに全然退屈しない言わずと知れた大傑作七人の侍とか、超絶カルトクソクソクソクソ&クソだけど妙に印象に残るというか凄まじい威力のある映画『X-ミッション』とか、実はガバガバクソ映画の初代007(ドクター・ノオ)とか、意外と面白いし誰にでも勧められるエンタメ映画の『超高速参勤交代』とか、原作のいやらしさや非現実感を全て「スタイリッシュ性」に転換した実写化大成功作品のバクマンとか、逆にいやらしさや非現実感をドがつくほど誇張して誇張して誇張した結果実写化大成功作品になった『HK 変態仮面とか、最初1分でガツンと強烈に惚れちゃう『時計仕掛けのオレンジ』とか、以前オススメした『ショーン・オブ・ザ・デッド』『スコット・ピルグリムvs邪悪な元カレ軍団』の監督と同じ監督で、二丁拳銃持ったババアが自転車の上から銃を乱射する最高のシーンがある最高にクールな映画ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン』とか、カルト映画の金字塔にして意外と(それこそ『X-ミッション』と比較すると圧倒的に)スッキリ楽しめる『悪魔の毒々モンスター』とか実は僕がブログを始めるきっかけとなったTVシリーズの存在意義をある意味全否定する大傑作劇場版魔法少女まどか☆マギカ 新編 叛逆の物語』とか、後半になって急にヒーローモノにジャンルが変わって「ネオさん!ネオさん!!!」としか発声できなくなる『カルト』とか、こんな「カッコイイ」そして「クサイ」時代ってのがあったのか、って思っちゃうような、ダサさと暑苦しさとカッコよさと全てが混ざりあった『汚れた英雄』とか、つい最近観た、映像トリックで非常に有名なかのユージュアル・サスペクツを3重くらいややこしくした、それでいて超絶レベルの傑作として成り立ってる破壊力のカタマリみたいな映画『コクソン』とか……

紹介に入れていいのか?
って思うとわかんなくなってきた。

……なので、あと6本ほどご紹介して終わります。

上に挙げた映画の中だと特に『バクマン』と『ホット・ファズ』と『まどマギ』と『時計仕掛けのオレンジ』がオススメかな。


……まあ正直、この記事は最後の一本を紹介できれば、もうそれだけで良いのだ。

……なんか実況中止した大物YouTuberみたいなこと言ってるな、僕……
許せ。

ではとりあえず。

 

11.LIFE!

プライムビデオ無料配信:なし(有料配信あり)

いいんですよ、この映画。
実に「良い」。

妄想癖のあるしがない会社員の主人公が、ある出来事をきっかけに大冒険の旅へ!
……っていうと、わりとベタな映画に見える。

だけど、この映画のスゴイところは「映画的な人生」をただ無邪気に肯定するっていう、そんなつまらない領域に留まっていないところにある。

これは、確かに僕らの「LIFE」の物語なんです。


「人生は映画みたいにいくもんじゃないんだよ……」ってスレてる人にこそ見て欲しい。
というか、僕がまさにそんなタイプだから。

12.風立ちぬ

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過去に1万字書きました。

mistclast.hatenablog.com

それくらいの映画ですが……

今観ても、あの頃ほど刺さらないだろうなぁ。
「狂気と夢に生きた男」の映画なんだけど、今は「狂気と夢」に生きるよりは、もっと自分の肌に合った形で現実を旅したいって思ってるからかな……

それでも名作であることに一切変わりはありません。

13.君の名は 

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やめろ!僕に石を投げるな!
君らの気持ちはよく分かる!!


なんでわざわざこんな映画選んだかって言うと、「あまりにも作品分析入門として適してるから」
作品分析入門のお手本みたいな作品なんですよ。

作品内に謎は散りばめられてて、ラストまで明示されないものも多いから「考察」しても楽しい。
(シンプルな謎解き、分析とは別)

どう考えても「名作」を作ろうとしてたら「そんなシーンは」描いてないよな、つまりこれは「エンタメ作品」として新海誠が徹底して作品を作ったからこんなシーンが生まれたんだ……っていう、ちょっと気取ったことを考えるのも物凄く楽しい。

作品そのものの「構成」の分割も凄くしやすい。「恋愛映画」であり、「ディザスター・ムービー」でもあり、勿論「入れ替わりモノ」でもあり、「ゲーム映画」でもある。
どの視点から分析してもイケる。

ちなみに僕は「エンタメとして徹底する」姿勢のあまりの潔さと、それだけの要素をゴリッと詰め込んで全然破綻してない出来の良さに普通に泣きました。
なんか、ラストシーン観て「うわあ、新海!!!!かっけえ!!お前!!かっこいいよ!!!」って思っちゃった。
俺、何様だよ。

大衆に明らかに迎合してる。
でも、それがむしろすごくかっこいいと思ったんです。

ベタといえばベタな映画なんだけど、そういう歪んだ楽しみ方も許容してくれるんだよね。
懐はホントに広いと思う。

これは本当に余談だけど、この映画に「売れたものを詰め込んだだけで売れて当然」っていう批判は本当に、本当に「情けない」批判だと思ってて。
過激に言えば、その批判は僕には「私はこれだけ売れる要素を詰め込んだ作品が『どうやって作品として破綻せず成り立っているか』『どのような創造的工夫を経てまとめ上げられているか』っていう点に一切興味はありませんしその観点は目に入りませんでした。『何故実際に幅広く受け入れられたか』についても興味はありません。私にはそういったことに思いを馳せる程度の想像力はありませんし、思考停止してとりあえず批判しておきます」としか読み取れない。

なんでこんな『君の名は』を熱く語ってるんだ、っていうと、やっぱりこれだけの「売れる要素まとめ上げ」力と、新海誠の姿勢に感動しちゃったんだと思う。心底。

これは延々語れる映画ですよ、マジで。
ボロクソに批判する目的でもいいから、是非観てください。
(※批判するのが悪い、って言ってるんじゃなく、「売れて当然」みたいな「食べても何も美味しくない」批判を批判してます、誤解なさらぬよう……)

14.ウルフ・オブ・ウォールストリート

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タクシードライバー』で有名なマーティン・スコセッシ監督作品。
ちなみにオススメ映画に『タクシードライバー』は挙げたくない。

 「名作」とか、「傑作」とか、そんな言葉さえおこがましいような作品ですよ。
でも、オススメ映画に挙げたくない。

僕はなんというか、中二病というか孤高を気取ってる自覚があるが、その状態で『タクシードライバー』をオススメするのは中学二年生が『ドグラ・マグラ』を他人に勧めるようなものなのだ……
……いや、微妙に違うな……
自分のことをサブカルクソ男と自覚してるからこそ、ヴィレヴァンで推されてる本をオススメしたくない感じというか……

分かってくれ……

さて。件の『ウルフ・オブ・ウォールストリート』だけど、最初は結構金融のややこしい話かと思って敬遠してたんですよね。
でも、この映画は……ただの。
「金!ドラッグ!!!セックス!!!!」です。
※暴力要素は控えめ

もうホントそのみっつで全部説明できちゃう。
金!ドラッグ!セックス!
金!ドラッグ!セックス!金!金!金!セックス!ドラッグ!金!ドラッグ!セックス!

Fu◯k!
Fuc◯!
F◯ck!


よくもまあ……って感じ。
実話だと言うから恐れ入る。

あまりにもなんというか、不条理というか、色々通り越し過ぎてて日常が吹っ飛びます。
下手なアクション映画よりよっぽどぶっ飛んだ経験ができるかも。

そしてクライマックスの「ある」シーンで僕は号泣しました。
観てもわからなかった人はTwitterで僕に聞いてください……

15.潜水服は蝶の夢を見る

プライムビデオ無料配信:有り

 壮絶なノンフィクション。僕は「ノンフィクション」というジャンルにとても弱いらしい。

小説なんだけど、この本とか読んでてもう震えきった。 

高熱隧道 (新潮文庫)

高熱隧道 (新潮文庫)

 

映画の話に戻ると……

左目以外全身が動かなくなったある男の物語。
絶望と希望が入り交じった一本。どこか、美しい映画です。
そして色々言いたくても、何故か言葉にできない。それがノンフィクションのパワーなのかもしれない。
「この『現実』を前に、僕はどう言葉を並べられようか?」






……さあ。

もう正直、次の映画だけ紹介できれば、それでいいくらいなのだ。
正直、それだけでいいくらいの映画なのだ。

人生には一本、「これは僕の映画だ」って言いたくなるような映画がある。
それを見つけるってことは、幸せってことだ。

だから。
僕は幸せってことなんだ。

 

 

百円の恋

百円の恋

百円の恋

 

プライムビデオ無料配信:有り 

僕、映画を絶賛したり、泣いたりすることって結構あるんだけど、観終わった後に何も言えなくなって、「やべえ、これは大傑作だ」って確信して、時間が経って、たまに思い出して、思い出すたびに自分に干渉してきて、思い出すたびに心が揺らされるような圧倒的映画は……これが、唯一に近い。


僕は基本的に「俳優」に興味はない。
誰が演じてるか、ってことをイマイチ気にしない。ロッキーはスタローンだ、っていうその程度くらいしか知らないし、テレビも観ないから国内の俳優はてんで知らない。
山田孝之はやべえ、って程度しか知らない。


そんな僕が。
映画を観て即座に主演女優の『安藤サクラ』について調べた。
調べないといけないと思った。

格が、違う。

この映画についてネタバレしたくないから深いことは言わないが、この映画を観てくれた人なら「絶対に」僕の気持ちを理解してくれるはずだ。
彼女は、「役を演じていた」とか、そんなレベルではない。
この世に「一人の人間を」生み出していた。

それは同時に、他のメディアでは絶対に……絶対に、出来ないことだ。

映画にしかないもの。
映画でしか表現できないもの。
映画でしか伝えられないもの。

正直、胸焼けするほどだ。

表現の問題だけじゃない。
ストーリーに流れる思想も、本当に濃厚だ。この世のあらゆる「表面的なモノ」が全て洗い流されるような、圧倒的パワー。


Amazonプライムビデオから、すぐにでも観て欲しい。
あらすじなんて調べないでほしい。
あらすじなんて読まないで欲しい。
目に入るかもしれないけど、無視して欲しい。実際僕は「名作だ」って話だけ聞いて、特にあらすじを読まずに観た。それが正解だった。

序盤はきついシーンが多い。嫌な映画だなぁ、って思うかもしれない。
「なんでこんな映画を勧めるんだろう?」って思うかもしれない。

でも、最後まで観て欲しい。
これは観るべき映画だ。
こんな言い方は大嫌いだ。
でも、何度でも言おう。
これは、観る「べき」映画だ。



……ってことで、色々と映画をご紹介しました。
参考にして頂ければ。

ではまた次の記事で。
お読み頂き、ありがとうございました。