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MistiRoom

それでも僕は何かを語るんだ。自分が納得するために。

上野千鶴子氏の発言に、僕らはどう向き合えばいいのか

考え方

こんにちは、Mistirです。

少し前、東大名誉教授の上野千鶴子氏の発言が話題になった。

news.careerconnection.jp

要するに、だ。

「パンが無ければケーキを食べればいいじゃない!!!」


を通り越して、



「パンが無ければみんなを食べときゃいいじゃない!!!
ま、私はケーキ食べて生きてきたんだけどな!!!!!」


と言っちまった、という話である。

 批判が相次いでいる理由だけを乱暴にまとめると、完全にそうなってしまう。

上野さん、日本が平和でよかったね……
元ネタの発言した人でさえギロチンで殺されてるんだから、世が世なら……
まあ、元ネタの発言は創作らしいけど、それはさておき。

もう少し詳しく言えば、上野さんは「もう下の世代は上の世代を憎み始めてる」っていう大前提に気づいてないようだ。
Twitterなんかを見てると、一昔前「韓国人」がネット上で仮想敵として機能していたように、なんだか今は「高齢世代」が仮想敵として時折機能しちゃってるように見える。

僕個人の意見としては、いわゆる「高齢世代」をひとまとめにして「悪者」みたいに扱う風潮は少し違うんじゃないか、とは思う。
「害悪の高齢世代が……」という論理は、極めて容易に「害悪のネット世代が……」という論理にひっくり返るからね。

その一方で今回の上野さんの発言については
「東大名誉教授が『何の自己弁護もなしに』言うのは迂闊すぎだよなぁ……」と強く思う。
自分に向けられる視線に著しく無頓着だよなぁ、って。
「何の自己弁護もなしに」っていう件については後で語ります。

さて、「批判が相次いでいる理由」はここに語ったから、もうこの話はコレくらいにしておく。

この件について語りたいことがいくつかある。
それは、
上野さんの立場をとりあえず考慮しないとして、その上でーー
僕らは『上野さんが指摘する世界』に向き合う必要はあるんじゃないか?」
ということだ。

「みんな貧乏になるべき」という理屈は到底受け入れられないし、「少子化も受け容れるべき」という理屈も到底受け入れられない。
でも、「そんな世界は確かに目の前に近づいている」という空気は既に漂っている。


そんなとき、上野さんに反発してもしゃあないんじゃないかなぁ、と思うのだ。
あ、もちろん「反発できる」人はすればいいと思う。
例えば、この人の記事。

www.huffingtonpost.jp

凄い!!!頭いい!!!!
と素直に思う。

批判の起点になりうる認識が、現状追認に堕してしまっているように私には思えます。

と、こんな感じでクリティカルに批判できて、かつ「じゃあ政治的にどういう方向性を目指していくべきなのか」を的確に捉えられる人は、そうするべきだと思う。

でも。
僕はそういった議論は正直、苦手だし、少なくともそういった議論は「このブログでは」したくない。
疲れるのキライなの


僕に語れるのは、「個人としてどう向かい合えばいいか」というお話だけです。

これからやってくる時代に、僕らはどう生きていくか。

それとついでに、ほんのちょっとだけ
「今の世の中が何故上野さんみたいな考え方を生んでしまうのか」
ってお話(ちょっと政治的な話になっちゃうけど)と、最後に
「上野さんはどうすれば批判されなかったか」
というお話の三本。

そんな話をゆっくりとできれば、と思います。
あと、読者の中に上野千鶴子さんがいらっしゃいましたら、特に上野千鶴子さんには有益な記事を書くので、是非とも僕の口座にお金を振り込んで頂けると助かります!!

長くなります、今日も温かい飲み物を用意して、けものフレンズを見ながらゆっくり読んで頂ければと思います。

www.nicovideo.jp


ただし、今日本命チョコをもらった方は帰ってください。

……余談はさておき、本文に入ります。

 

これから僕ら、どう生きていく?

急に何を言い出すんだ、って言われるかもしれないけど……
「脱成長」が僕の中で今アツい。

これは政治家やそれに類する人が(それこそ上野さんとか)が言うと欺瞞以外の何物でもないんだけど、この路線で説得力のある文章を書く人が結構増えている気がしている。

というか、単純に僕はそういった人たちのファンだ。

ってことで、ここでは「政治的な意味合いでの」脱成長じゃなくて、「個人単位での」脱成長について少し語っていこうと思う。
あ、勿論「みんなニートになろう!」とか「みんな低月給で生きよう!」っていう単純な結論には持っていかないので安心してね。

さて。
多分、「東京で消耗するのをやめて地方でスローライフ!」みたいな模範について……

避けたいんだけど、この人のことを避けては語れない気がしている。

うん。

避けたいんだけどね。




まだ東京で消耗してるの?

そう、イケダハヤトさん。

でも……確かにこの人が有名にしたモデルって感じはするんだけど……
うん、この人は「脱成長のモデル」ではないよなぁ。
知名度稼いで、扇動的なブログで稼ぐ。
正直、誰も真似出来ないモデルだから、このお方のことは「『脱成長』モデルをなんか少し歪んだ形で広めたお方」という程度に語っておきます。


このお方の真似をすると、†家を燃やされる†ので注意してください。

liginc.co.jp

ってことで。
「脱成長」のモデルケースをいい感じに紹介している二人の存在を、ここでご紹介したい。
察して頂いてると思うけど、「モデルケース」っていうのはどういう意味かって言うと、「真似できる」「再現性がある」ってこと。
イケハヤさんのやり方は絶対に誰にも真似出来ないし、今真似すると事故る。
一方で、今からご紹介する二人の方はどちらも「簡単に」じゃないけど、かなり実用的な方法を語ってくれている。
この二人を規範に生きる人がそろそろ出てくるんじゃないかって思うくらいだ。っていうか僕がそう。

ブログ好きな方ならどちらもかなり有名人だと思うし、僕が「紹介する」っていうのもおこがましいんだけど、許してね。

大原扁理さん

一人目は、この本を書いた大原扁理さん。名前変換しにくい!以下大原さん!!!

20代で隠居 週休5日の快適生活

20代で隠居 週休5日の快適生活

 

この本のタイトル見た時、ガチで衝撃的だった……
大原さんがどんな人生を送ってるかっていうのはこの記事が詳しい。

news.mynavi.jp

曰く、

  • 20代で多摩地域に移住し、家賃28000円の部屋に住む
  • 週二回のみ、介護のバイトをして生計を立てている
  • 月収は7万円

実はこちらの本は未読なので、Mistirが既読の本の方をご紹介しよう。

年収90万円で東京ハッピーライフ

年収90万円で東京ハッピーライフ

 

タイトルの衝撃レベルが上がった。
新しいから、とりあえずこちらの本から買うことにした。

こちらの本は、大原さんの考えてることや日常生活、あと税金のお話とかそういった点についても語ってくれてる。

この人、妙に肩の力の抜けた文章を書く。
というか、途中から尾木ママの声で脳内再生されて困った。要はちょっとオネエっぽい。
まあそれはさておき。

そんなこんなで、現在は適度に社会と距離を置き、週に2日ほど介護の仕事をして、たまに友達とも会ったりして、のんびり生きています。お金もモノも地位もない質素倹約生活だけれど、これはこれで、まあ楽しいもんです。これは、社会的成功から乗り遅れまくったら、不幸になるどころか毎日が楽しすぎて、ジョーシキっていったい何だったんだろう、進学しなきゃいけないとか、就職しなきゃいけないとか、結婚とか子育てとか老後の蓄えとか、資格も技能もマナーもテレビもスマホも友達も、なくても生きていけるものばっかりじゃん。もー自分しか信じないもんね。何が幸せかとか、自分で決めちゃうもんね。おならプーだ。という本です。

ーー『はじめに』より

おならプーて。

でも、この人の観点は本当に鋭くて、息を飲む記述も多かった。
隠居っていう生き方が「誰にとってもベストではない」っていうことを前提とした上で、

自分の選択した生き方が、正しいとか間違ってるとか、なんで人に言ったり、証明したり、認めてもらわなきゃいけないんだろう、と思ってます。そういう目的で人と比べたりするのって、あんまり興味が持てない。だってどうでもいいし。それを知ってどうするんだろう、とか思っちゃう。でも真面目な話、それぐらいにしとくと、すごくラクなんです。いい悪いとか、正しい間違ってるみたいな、相対的で対立的な価値観って、疲れると思う。間違ってる何かがないと、自分が正しい側に立てないというのは、しんどくないでしょうか。世の中ってそういうふうにはできてないと思うんです。だって、特に誰も間違ってない場面って、生きてたらよく遭遇しますよね。そしたら自分が正しくなるために、必死で間違ってる他人を探して、あるいは無理やり作り上げて、否定しなきゃいけないじゃん。めんどくさ。
ーー『隠居はベストな生き方でしょうか』より

生き方に強固な自信がなきゃ、なかなかこんな語り方はできない。
少なくとも、僕には無理だ。

全体的に、「幸せそうだ」って思える生き方をしてるなぁって思う。
そう「思ってしまう」ってことが僕にはとても大きな事実で。
どんな「充実した」ビジネスマンの本を読もうが「幸せそうだ」って思うことがなかった僕がそう思っちゃったってことは、それくらいこの人の言葉に「現実味が」あるってことだと思う。

ってことで一人目、大原さんのご紹介でした。

長くなるけど、もう少しだけご紹介を続けます。

Phaさん

京大卒、元日本一のニート
この人の生き方は大原さんのちょっとした僧侶のような生活と比べると、大分俗っぽい。

fuminners.jp

一方、文章はホントに「冷静」で「論理的」だ。
僕はこの二冊を持ってるのだけど、

 

 

しないことリスト

しないことリスト

 

 『持たない幸福論』の方から引用。
「会社」や「イエ」が社会の中で人を支える力が弱まっていると指摘する文脈の中で、

 今は、そうした「人を包括的に支える大きなメインシステム」は崩れて、何を頼ればいいかはっきり分からない時代になった。それは不安定でどう生きていったらいいかが分らりにくいということでもあるけれど、いろいろと試行錯誤をしながらたくさんある選択肢の中から選ぶことができるようになったということでもある。不安定だけどそこには自由さがある。だから基本的に僕は今が今までで一番良い時代だと思っている。

冷静で、快活で、力が抜けているのに関わらず、希望に満ちた言葉だ。
この言葉ほど、「今は良い時代だ」ってことを欺瞞抜きに語ってくれる言葉もなかなか無いんじゃないかな。
一方で、この後こう続いていく。

今の日本は家族の力が強かった過去の時代から別の時代へと代わりつつある移行期で、古い時代に作られた家族感と現在のリアルな状況に食い違いが生まれているせいで色々な問題が起こっている。
ーーそれぞれ、第二章『家族を作らない』より引用

多分、この本は若者世代が読んだら「その通り!」って納得できるし、上野世代上の世代には「若い世代が感じてるリアル」に触れられる良書なんじゃないかな、って思う。
この本はかなり密度が高い。

で、この人は大原さんみたいなやり方で生きてるわけじゃなくて、ブログの収入やらで細々と生きてるらしい。
大原さんとの最大の違いが、このPhaさんは「隠居」っていうような生き方じゃなくて、「シェアハウスやインターネットでゆるーく世界の人々と繋がりながら生きている」っていうことだ。
文章を呼んでたらPhaさんのほうがよっぽど「引きこもり」的な文章で、大原さんはその対極に野草集めてたりかなりアクティブに見えるんだけど、どうも人との繋がりに対する意識を読んでいると真逆に見える。
で、この「世間とネット等のコミュニティでゆるーく繋がりつつ、最低限の収入で生きていく」っていう生き方は、現代においてかなり現実的なソリューションに見える。

ってことで、長々と語ったけど……ここまでが前提。
我ながら長すぎるわ!!!
ようやく僕の考え方を語ることにしよう。ここからまだ長くなるけど、よろしく!

Mistirはどう考える?

まず、「僕らの世代は、どう社会に向き合っていくか」ってことに関して。
僕らは、時代に立ち向かわねばならない。

世の中は間違ってる。多分、うっすらとそう思ってる方は多いと思う。
電通のお話を出すまでもない。
少なくとも「旧来のモデルが崩壊してる」って感じてて、その中で「でも旧来のモデルの中で生きざるを得ないよなあ」って考えながら、幸せを感じられず生き続けてる人は多いと思う。
っていうか、僕も……ほぼ、その一人。

で、そういう僕らの世代はどうやって生きていくか。
それには5つのフェーズがあると考えてる。

  1. 突き進む
  2. 抗う
  3. 受け容れる
  4. 受け流す
  5. 降りる

だ。
もうコレが、この記事の全てだ。

フェーズ1:突き進む

世の中には、どうやら……それこそ、上の世代じゃなく、若手世代の中にも……
バリバリ稼ぐぜ!出世だ!結婚して幸せな家庭を築くのが男の生き方だぜ!的な。
で、これは心からそう言えるんだけど、そう生きられる人はそう生きるべきだと思うし、そう生きられる人は貴重なんだから誰にも責めることはできないと思ってる。
……まあ。
お察しいただいてると思うけど、僕はこのフェーズ1にいる方に向かって文章を書いていない。
もしいらっしゃるとしたら……

今後ともよろしくお願いします!!

ってことで次。

フェーズ2:抗う

について。
社会の歪みに、真っ向から抵抗する。
政治的方向でもいいし、労働組合や労基を使う、とにかく怒りながら生きていく。
それも否定しないし、現実的にそれによって解決することもあると思う。
でも……
これってなかなか、長く続けられないと思うんですよ。
というか、単純にこのモデルを続ける未来が僕には見えなくて、語れない。
このモデルを続けるなら、多分1のまま居続ける方が楽だと思う。
Mistirは「楽かどうか」「楽じゃないとしたら楽しいかどうか」をわりと人生で最優先してるから、この時点でやっぱり語れないっていう確証は強固になる。

だから次に進みます。

フェーズ3:受け容れる

このフェーズには沢山の人がいると思う。
でも、それが悪いってわけじゃない。「妥協する」って言うと悪い言い方だけど、よく言えば「適応する」ってことだ。
この「受け容れる」で自分が長期間耐えられるのか、それを見極める。
もしそれができないなら……

さあ、僕の世界へいらっしゃい。
フェーズ4だ。

フェーズ4:受け流す

僕はフェーズ3と4のちょうど半々辺りにいると思ってて、
もう世の中に対して「こんな感じ」の顔で受け流していくのも必要だと思う。

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左門くんはサモナー 1 (ジャンプコミックス)

左門くんはサモナー 1 (ジャンプコミックス)

 

右肩上がりに面白くなるマンガです。オススメ。

それはさておき、最近「リテラシー」だの何だのよく言われてるけど、ホントに大事なのは「真に受けない力」だと思ってる。 

mistclast.hatenablog.com

上の世代やら、フェーズ1に属してる中で「他人に自分の生き方を押し付ける世代」がいたら、とりあえず「真に受けない」。
これって、なかなか「自分はこうだ」っていう生き方を確固として持ってないと、案外難しかったりする。
「何でも疑ってかかる、批判する」じゃなくて、この世の色々な「リスク」やら「こう『せねばならない』」っていうものに対して「ほー、そうかもね」と半身で受け流すような姿勢。
そのフェーズに入るだけで、大分気が楽になる人も出てくるんじゃないかって僕は考えてるわけです。

で、これでさえも耐えられなくなったら、いっそのことフェーズ5。

フェーズ5:降りる

めんどくさいものから降りたら「逃げた」と後ろ指を刺されるかもしれない。
知らんがな。自分の人生を生きるのは、自分だけだ。
後ろ指を指した誰かや、「その生き方ではこういうリスクが……」と洗い出す誰かは、自分の人生を代わりに生きてくれるわけじゃない。

逃げるは恥だが役に立つってことなんだろう、多分。
本当は恥でさえないんじゃないか。
むしろ誇れ。

人は、思った以上に旧来の価値観やらそういったものに依存してて、大原さんみたいな生き方っていうのはなかなかできない。頭のなかにあらゆる「リスク」を想定してしまう。
もちろん、僕もそうだ。
だから、それをデキる人はどんどんやっちゃえばいいと思う。Phaさんが指摘するように、それができる自由な時代が、今って言う時代だ。

僕も実はーー
フェーズ5に以降することを考えている。

例えば、日本中探せば家賃2万前後のアパートなんてたくさんある。
で、僕の趣味二本柱のうちの一つ、ブログはPCと机、屋根さえあれば書ける。
そこで時給800円のバイトを7時間✕3日、3時間✕1日やったとしよう。
※もしこの生き方をするなら絶対に「社会人より一日の労働時間が明確に短い」っていう優越感を抱きたいから、絶対に7時間以上一日に働かない。我ながら歪んでる。

一ヶ月四週として、800円✕24時間✕4=76800円。
この時点で大原さんの月収を上回ってて、あとはブログやライターの仕事をちまちまやったらもっと余裕ができるだろう。
ってことは、この生き方は決して「非現実的」じゃない。

あとはメバル釣り用のロッドとルアーでも買っておけば、食料も海から調達できる。
リールは持ってる。

趣味と実益を兼ねられる、ってわけ。
メバル釣りは全部グッズを揃えても2万円は超えないしもっと安くでも揃えられるから、それは社会人時代の貯金から捻出すればいい。

生きるために釣りする、ってなると絶対しんどいけど、「趣味で楽しめて、連れたら食料もボーナス!」なんて、最高の生き方だと思う。

……でも、僕はまだその生き方を選ぶつもりはない。

それは……単純に、僕が「今の『受け容れる』『受け流す』フェーズもそれなりに悪くないな」と思ってるからだ。
少なくとも、「降りる」フェーズまで行っちゃうと、僕の趣味の二本柱の一本、バイが非常に厳しくなる。
というか、よっぽどブログが有名になってそれだけで車買えるとかそういうレベルにならない限り、手放すことになるだろう。
※ブログ有名になったら嬉しいけど家燃やされるのは嫌だな


それに……さ。
もし、降りちゃうと……
彼女、作るの難しくなるだろうな……とか……さ……
……いや、忘れてください……


はい。


まあ、なんというか……
僕は、自分で言うのもなんだが物凄く社会不適合者だ。
なんでみんな頑張ってるのか分からない。
未だに、なんかヘンな演義をしながら仕事してるような気がしてる。


そりゃそうかもしれない。
ブログのようなこんな話を仕事でする機会なんてないし。
延々こういう話してお金貰えるなら是非やりたいんだけど。
夢はでっかく自分が延々語り続ける深夜番組を作ってもらうことです。
……言うだけならタダだし……


なんでそんなよく働くの?よく分からない。楽しいからやる。それなら分かるんだけど、楽しそうな人ばかりじゃない。
よく分からないけど……
確かに安定した収入っていう「安心」には代えがたいし、たまに馬鹿みたいに美味い酒を呑むとーー
「まあ……悪くない、か」
とか思ってしまう。

しょーもない、と思いつつ、このしょーもなさのまま生きていくのもいいかな、とも思うのだ。俗物なんすよ。僕。

で。
本当に大事なのはここからで。
精神的に追い詰められたら、「フェーズ5に俺はいつ行ってもいいんだぞ!!!!」って思うだけで、ホント、全ッ然違う。
精神が、本当に楽になる。

そういう側面だけでも、大原さんやPhaさんの本は読んでてもいいと思う。
「自分はまだ別のフェーズに行けるんだ」っていう、そういう認識はホントに大きいんですよ。

……さて、長々語りましたが……
忘れていませんか。

この記事は三本立てです。


で、やっと一本目語り終わりました。
アホですね。

後、
「今の世の中が何故上野さんみたいな考え方を生んでしまうのか」
ってお話と、最後に
「上野さんはどうすれば批判されなかったか」
というお話が残ってます。

じゃ、二本目のお話行きまーす!!!!
※面倒な方は2日や3日にかけて読んで頂いてもいいのよ。
というか毎日読んで!

今の世の中が何故上野さんみたいな考え方を生んでしまうのか

まあ、残り二本は「オマケ」です。
ここからはゆるーくいきましょう。

そもそも、上野さんの考え方の骨格になってる少子化を止めるのは無理」って話だけど、これホントーに変な話だと思っててさ。

26世紀青年、っていう名作映画がある。 

26世紀青年 [DVD]

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思いっきり某邦画を意識したタイトルだけど、原題は"Idiocracy"、意訳すると"アホ主主義"ってところだろうか。


「賢い人たち」はどんどん子供を産まなくなって、アホばかりがポコポコ子供を産む。そうして26世紀はアホしか残らなくなった。
コールドスリープしてそんな世界で目覚めてしまった主人公は……って話。

全体的に面白いんだけど、最初の数分が一番面白くて(それはそれでどうなんだ!?)

小気味よく数分で、「賢い人達が」子供を産まない理由が説明されるのね。
「今はその時じゃない」だのなんだの。

でさ。
今の日本考えてると、ホントにその通りでさ。
頭いい人ほど子供を躊躇う。

何故か?

リスクが大きすぎるんです。

というか、世の中ーー

子供を持とうとする人に「リスクを押し付けすぎ」、「語りすぎ」ですよ。
幾らなんでも。

かつては、子を産むってことは「労働力を生むこと」で、「跡継ぎを生むこと」だった。
さっきご紹介したこの本でも結構このことは長く語られてるんだけどさ。

 『ブラックジャックによろしく』の小児科医編でも語られてるけど、そもそも……

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ホンット、名言だと思う。

そう。
「理屈じゃ子供は産めない」。
にも関わらず、圧倒的に、世の中ーー
産むことの『リスク』を圧倒的な理屈で語る


そんな世界で、誰がノリノリで子供つくりますか?
2人の親から2人以上産まないと人口って増えないわけだけど、なんで産む人がそこまで抱えないといけないの?

にも関わらず、今の世の中「産むメリット」なんて真っ直ぐに語れないよね。
「労働力キープのために産みました!」なんて言ったら人権問題になっちゃうし、「セックスが気持ちいいからとりあえず作りました!!!」なんて言ったら炎上必至だ。

でも本来それっておかしいことで、そういった「産むメリット」は提示されず、どんどん理性的に「産まないメリット」「産むデメリット」はゴリゴリ提示されて、その上大学の授業料はどんどん上がって、大学でないと就職もできないと言われて……

もうね、アホかと。

でさ、そんな世の中には抗わないといけないと思う。
「産むデメリット」を提示する世の中じゃなくてさ。

もう僕らは、「理屈じゃないと」動けない世代なんですよ。
だから、「子供を作る」っていう「生命の根本」みたいな行為についても理屈が必要になっちゃってんだと思う。
それは冷静に見つめないといけない事実でさ。

で、本当に、現実として、そういう「リスクを冷静に洗い出して語る」社会がさ、「人口減少」っていう「冷静に語られるべきリスク」を生み出してる。

賢い人でもバカになって子供産むためには、もう、「産んだら分かりやすいメリットがある」っていうレベルまでいかないといけないはずでさ。
で、それが無理なら「思ったほどリスクなんて無いよ!」って、せめて「安心させる」必要があるはずなんだ。世間の親御さんたちを。

でも、資本主義って基本「不安を売る」っていう大原則があるでしょ?
「塾で教育受けないと公立大に行けませんよ!そしたら学費が凄くかかるよ!」とか。

もうええかげん、子供を産むことに関してはある程度の「無責任」が許容される世界が作られていくべきじゃないか。
そう「しない」ことは、長期的に見て凄いリスクだよ。マジで。

最初に書いた
「今の世の中が何故上野さんみたいな考え方を生んでしまうのか」
の答えなんだけど、
「子供を産むことにはデメリットがつきものとすんなり受け容れて、子供を作ることがメリットになる世界を作るってことはハナから諦めてる」ような人が作られる土壌が、社会に完成されてるんだと思う。
それは、自然に抗いまくった資本主義の仕組みそのもの(リスクを徹底的に突き付けていくやり方)が、資本主義の仕組みそのもの(人口、若い労働世代が必要)を食っちゃったっていう、一つの寓話にさえ見える。

で。
それって本来政府やエライ教授が指摘しないといけないことだと思うんだけどさ。

www.sankei.com


エエカゲンにせえよ、と。


……まあ。
高齢世代と若年世代の対立を煽るつもりはない。
だけど、政治家がコレじゃあなあ……僕のメッセージは届かなそうだ。

……楽しくないことを書いてしまった。
後はネタだ。
三本目のお話。
まだ続くのかよ……(読者と筆者の気持ち)

最後。
「上野さんはどうすれば批判されなかったか」
って話。

手短に纏めます!!!!

「上野さんはどうすれば批判されなかったか」

ここから先はMistiRoom読者にいるはずの上野千鶴子先生に捧げます。
いるよね?

上野さんを批判されてる方の意見は、おそらく一致されているのです。












いやー






ほならね






自分がやってみろって話でしょ?






そう私はそう言いたいですけどね。

dic.nicovideo.jp

 

f:id:Mistclast:20170214224043j:plain 

外道の歌(1) (ヤングキングコミックス)

外道の歌(1) (ヤングキングコミックス)

 

 ※画像は『善悪の屑』1巻からの引用なんだけど、今Amazonだと続編の『外道の歌』しか扱ってないのね……


つまり、やってみりゃいいんですよ、上野さん!
大原さんと同じか、それ以上の生活やってみりゃいいんですよ。
それが「自己弁護」になるってわけです。

まずは貯金を30万円(大原さんの預金残高です)だけ残し、残りはMistirの口座に突っ込みます。
そして、文筆の収入等を全てMistirの口座に突っ込みます。

で、20代と同じ待遇でアルバイトをして稼ぎましょう。
みんなで貧乏になればいいと主張されているようなので、時給は最低賃金で。
で、その残りで生活してみりゃいいんです。

それで!!!

ここからが大事。
今の若者は奨学金返済に喘いでます。
ってことで、その収入から奨学金分を月々減らしましょう。

で!!!
まだまだ!!!
今後、親を介護しないといけないかもしれません!
ってことで、その分積み立てましょう。
それ以外のお金は絶対に使っちゃダメです!

……なんか。
書いてて虚しくなってきたので、これでやめます……

もうちょっと面白おかしく書けると思ってた。
けど、なんだかどんどん書きながら、泥沼にハマってしまった。
まさかここまで辛くなるとは思わなかった……。

リスクを洗い出すことの危険性を語ってきた僕がリスクのようなものを洗い出してる。結局、矛盾の螺旋から抜け出せてない気がする……
※そういう意味なら、引用してきた大原さんもある意味、奨学金等に追われていないという意味では「恵まれた」立場なのかもしれないと思うのですが、今回は語りませんでした。

そもそも。
本来は、これも実はヘンな話で。
「政治的にこうあるべきだ」って言ったら、自分もそのモデルケースである必要なんてない。
安倍首相がカップラーメンの値段を知ってる必要はないってわけです。

でもーー
さすがに「若者」の在り方について「これでいい」って断言するなら、自分が安全圏にいちゃダメなんですよ。
さすがに、ね。
……この点を巧く伝えたかった。でも、実際に文章にしてみたら極論が極論に、ギャグがギャグにならなかった。
あー、嫌だ嫌だ……。

ってことで三本目は。
ほならねって言いたかっただけってことで(ぶっちゃけ)

まとめ

長々書いたんだけど、ホントウにいちばん大事なのは、
「僕らはいつでも『フェーズ5に』移行できる」ってこと。

そりゃ、「フェーズ5」のリスクなんて腐るほど洗い出せますよ?
でも「現状を変えないことで心を病んでいく」ことから端を発するリスクも洗い出せる。

そもそも。
人生において最大のリスクって、納得しないまま死んじゃうことなんです。

最近、「死ぬこと」をよく意識します。
倒れて救急車で運ばれた時、「ここで死ぬわけには」っていうのを凄く思った。それは今の生き方に心底納得してないからだと思う。
でも、心底納得するって本当に、本当に難しい。

あらゆるリスクを洗い出してるつもりでも、その本質を見逃してたりする。
「会社辞めたらこういうリスクが〜」は幾らでも洗い出せるのに、「会社に残るとこれだけのリスクが〜」は洗い出せない、みたいな?

だからまあ。
「知っておく」だけでも違う。
多角的にモノを見られるだけでも、違う。
そうすると……
「焦らなく」なる。

そしたら見えてくるものもある。
この記事は極論、それだけのお話です。

あー、長かった……
お読み頂き、ありがとうございました。
ここまでお読みいただいた方は、もう最高のフレンズです。

mistclast.hatenablog.com

ではまた次の記事で。

 
【合わせてどうぞ】

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