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MistiRoom

それでも、何かを語るのだ

Kindle Unlimitedは読書を変えるか

ども、こんにちは。
Mistirです。

実は私、重度の電子書籍ユーザーなのですが……

ch.nicovideo.jp

最近は紙の本に回帰していました。

上の記事で「電子書籍を使わない癖に『自分は紙派閥だ』という人が多い!けしからん!」と言っていますが……
比較した上で、紙派に傾いていました。

というのも、どんどん一冊の価値が低くなっていく感じがしていたのです。

物理的スペースが増えず、手軽なため、つい気楽に本を買ってしまいます。
そうこうしていると、「安いからとりあえず買っておこう」といったような発想が生まれてきます。
そうすると……変な話ですが、何を買ったかさえ忘れ、「ああ、そんな本も買ってたな!」という現象が多発するのです……

紙の本であれば目移りせず、一冊の手元にある本に集中できます。
結局のところどちらにもメリットがある。だけど、とりあえず今は紙が好きかも……

と、思っていた矢先に。

始まってしまいました。

Kindle Unlimitedが。

電子書籍界の大御所、Amazonが始めた、電子書籍読み放題サービス。
月々たったの1000円、初月無料。

この記事では所感と、「読書は変わるのか」という、少しだけ大きな枠組の話をしてみようと思います。

1.Kindle Unlimitedは契約の価値があるか

今のところ、「物凄くある」が僕の結論です。

例えば、一部でカルト的人気を誇る漫画、『ゆゆ式』……
なんと、7巻まで無料です。

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ゆゆ式 1巻

ゆゆ式 1巻

 

 もうちょいメジャーなトコロで言えば、デトロイト・メタル・シティ

全巻無料ですね……
あと、手塚治虫作品なんかも一部無料でした。

火の鳥 1

火の鳥 1

 

 
漫画はまあそれなりって印象です。
でも、マニアックなものが多くニヤニヤできます。

ビジネス書はそれよりも充実している印象。 
稀代の名著、『仕事は楽しいかね ?』が無料です。

仕事は楽しいかね?

仕事は楽しいかね?

 

また、雑誌がかなり充実していて、特に僕にとってはバイク雑誌が充実しまくってるのがとても嬉しい。

 

公開期限がないような印象を受けるけれど、詳細は分からない。
もしかしたら、急に消えてしまうかもしれないけれど……

Tarzan (ターザン) 2016年 8月11日号 No.700 [雑誌]

Tarzan (ターザン) 2016年 8月11日号 No.700 [雑誌]

 

ワンピースの映画とコラボしてて、描き下ろしイラストが多数載ってます。
ごく軽い筋トレをするゾロを見るだけで笑えるのでぜひお読み下さい。お前もっとハードトレーニングしてたやろ……


月980円なら余裕で元は取れそうです。

2.Kindle Unlimitedは読書スタイルを変えるか

断言しますが、一部の人に関してはめっちゃ「変わる」と思われます。

先程「電子書籍は一冊の価値を軽くする」と言いましたが……
その最も先鋭化した形を味わうことができます。

Kindle Unlimitedには一応10冊の縛りがあります。
これは「月に10冊しか無料で読めない」という意味ではなく、タブレット端末等に「キープ」できる本が10冊のみであるという意味です。
この仕様は必ずしもデメリットとは言いがたく、無駄に端末の中に本が増えストレージを圧迫することを防いでくれます。読みたくなったら一冊消してもう一冊ダウンロードすればいいわけです。
10冊平行して読まねばならない状況はあまりありそうにないですからね。

……と。
この仕様も相まって。

以下の様なスタイルが生まれます。

一冊読む!
はい消す!
次の本!
読む!
数十ページ読む!
面白くない!
削除!
はい次の本!!

……。
そう。一冊一冊の本の価値を極限まで低める代わりに、圧倒的な多読を重視する、これまでにはお金または時間が有り余っていなければ出来なかった超多読スタイル……

この「多読」スタイルには賛否両論あるでしょう。
ですが、作品を「味わう」ことよりも「摂取する」ことを重視したいビジネス書やビジネス雑誌の場合、このスタイルがもたらす恩恵は計り知れません。

あまりこの本の主張には賛同できないところもあるのですが……
それでも、タブレット一枚あれば好きなだけこのスタイルが実現できる世の中が来ちゃったんだな、と何か感慨深いものがあります。

このスタイル、紙の書籍でやろうとすると先程も述べましたけど、お金も時間もかかり過ぎるんですよ。
本屋で立ち読みして探すのはアリですし、図書館で探すのもアリですけど、どこから探せばいいかわからない。
本屋や図書館に「行って探す」だけでも十分物理的障壁です。
※もちろん、それこそが紙の本の「愉しみ」を形成しているものでもあるのですが、それはまた別の話で


でも、これからは

  1. ネットなどで(今後増えていくであろうKindle Unlimitedを扱った記事から)「どの本を読めばいいか」を調べ、
  2. その本のリンクをクリックして、即座にダウンロード

という流れが、自宅で、ものの数分、数秒でできちゃうわけです。


さらに、そこには「お金がかかる」という心理的・経済的障壁がない……
これは確実に、よくも悪くも読書生活を変えてくれます。

3.懸念点

どう控えめに考えても、これが主流になると「紙の本」はコレクターズ・アイテム的な要素を強めていきますよね。
今で言うトコロのCDです。
一枚のアルバムに3000円を払う人は少なくなった。
これは言い換えると、音楽にそれだけの(資本主義的)価値を見出す人が減った、とも言えます。

それって作者にとって本当にいいことなのか?
とは思いますが……
この辺りは長期的に経過を見守るしかなさそうですね……


ってことでとりあえず。
私は既にぐるぐると色んな本をループしています。

幕張 1 (highstone comic)

幕張 1 (highstone comic)

 

喧嘩商売で有名な木多康昭氏の『幕張』は全巻無料です。
よくもまあこんなモン、ジャンプに連載してたな……って思うくらいひどいです。 

人生がときめく片づけの魔法

人生がときめく片づけの魔法

 

 「なんか超影響力がある人世界ランキング(正式名称は忘れました)」で選ばれたらしい近藤麻理恵さんの本です。
ある意味ありそうでなかった「感情論的片付け理論」を理路整然と語っています。

読んで部屋を片付けてミニマリストになろう(宣誓)。

ってことで初月無料ですし、試してみてはいかがでしょうか。

www.amazon.co.jp

 

お読みいただき、ありがとうございました。
ではまた次の記事で。